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■第一章 始まりのこと語り部イヌアの言葉より

■第二章 世界設定

    ▼地理について
    ▼精殻信仰(シェル・アマース)と精殻言語(シェル・ワード)について
    ▼九柱のシェル
    ▼精殻言語の使い方
    ▼冒険者たち

■第三章 冒険の始まり

    ★キャラクターメイキング(詳細版)
  ★キャラクターメイキング(簡易版)

■第四章 キャラクター

    ▼物語に関わるキャラクター達
 


 
■第一章 始まりのこと 

かな昔。始まりの大地にはまだ名前もなく、人々は形を定めぬ大地の上で、獣と変わらぬ暮らしをしていた。
そこに天より降り来られたのが二柱の神、豊穣の神「タル・パランティア」と創造の神「トル・シリオン」である。
かの神々は人々に言葉を与え、土を耕し作物を作るすべと、火を用いて数々の道具を作るすべを教えた。神の元に集う人々は次第に数を増し、ここに最初の国「アルノール」が生まれる。アルノールとは、「神の国」という意味である。人々は楽(がく)を好む神々のために唄い、その無限の旋律はやがて織りなされて荘厳なる響きとなり、混沌なる「原初の海」に浮かびたゆたうのみであった大地を、遥か下方の「星の礎」へと強く結びつける力となった。そしてしばらくの後には、それまで浮遊する大地によってかき混ぜられていた荒れ狂う海も静まり、今のような堅固なる「世界」の姿が誕生したのである。
大地に規(のり)が満ちたことを喜ばれた神は、この世界に「ブリルソウル」、すなわち「輝くもの」という名前をつけられた。この後も神々は永く人々とともにあり、「終焉(しゅうえん)の時」までは、人々の間には何一つの不自由も訪れることはなかったのである。

千幾万もの昼と夜の後、楽と慈愛に満ちた日々に暗雲を投げかけたのは他ならぬ人間たちであった。
「タル・パランティア」と「トル・シリオン」、どちらの神がより偉大かという、つまらぬ論争がその原因である。やがて争いの火種はブリルソウル中に広がり、人々は大きく二つに分かれて互いに憎み合うようになった。神々は大いに嘆き、何度も争いの無意味さを人々に説いたのであるが、憎しみにとりつかれた人々はその言葉に耳を貸そうとはしなかったのである。
 途方にくれた二柱の神々はその結末を人々の手に委ねることに決め、自らの力を分け与えた八柱の「精殻(シェル)」と呼ばれる巨人どもをお残しになると、再び天へとお上りになられた。そして「最後のもの」であるシェル、『白銀の槍の「アイグロス」』を争いの監視者として一の月「ラーナ」に置かれ、自らは人々との交わりを断ってしまわれたのである……。

らに時は流れ八柱のシェル(精殻)もまた、人間たちの争いの渦中へと巻き込まれていった。
豊穣神「タル・パランティア」を信奉する一派には……
『赤きたてがみの「グリンガル」』
『白き剣の「グアサング」』
『碧き翼の「エアルラーメ」』
『緑なる弓の「クーサリオン」』の四柱のシェルが。
また、創造神「トル・シリオン」を信奉する一派には……
『黒き顎(あぎと)の「アンファウグリア」』
『金色の爪の「ファラゾーン」』
『黄色き杖の「グロンド」』
『灰色の鎌の「シンダアル」』らの四柱のシェルが。
それぞれ与(くみ)し、世界の覇権をかけた闘いを繰り広げたのである。大地を揺るがし、大海を裂く争いは「世界」の姿を大きく変え、一面を緑に覆われていた大地に氷原や砂漠などの不毛の地を作った。そして人々が傷つき、神に次ぐ力を持つシェルたちも次々と相打ちになって倒れ、最後に残った「グリンガル」と「アンファウグリア」の闘いも相打ちに終わると、初めて人々は己らの愚かさに気付いたのであった。人々は二柱の神々の帰還を願い新たなる楽を奏したが時すでに遅く、争いによる世界の変革は神々の再臨を拒むほどに酷いものとなっていたため、こののち人々は今日に至るまで八柱のシェルたちが残した力の「残滓」のみを用い、わずかに残された肥沃な土地のみでの生活を続けているのである……




■第二章 世界設定
 


▼地理について

 物語は「現在」のブリルソウル世界を舞台にしています。現在のブリルソウルは、かつての大陸アルノールが東西二つに割れ、西の「ミスランディア」と東の「イシルドゥア」という二つの大陸からなる世界になっています。大陸内部には幾つかの国や都市、遺跡などがあり、それぞれ後述の通りです。また余談ですが、一年は360日で9カ月。一の月「ラーナ」の月齢で40日ごとに区切られています。

 
−【西方・ミスランディア大陸】−

●アドゥラント
 「二重の川」を意味する名を持つ国。その名の通り2本の大河に挟まれた土地にあり、外敵の進入を拒み続けている。雨期に氾濫する川から運ばれる滋養に富んだ土によって発達した農業国である。国家体制は王制国家。王都は「アルダロン(樹木の王)」である。
 

●アナドゥーネ
 その名の意味するとおり、最も「西方の国」。海風をうける工業と漁業の都市国家である。気候は近くを流れる暖流の影響を受け温暖。
富豪たちによる議会制が引かれ、西方諸国では最も経済的に潤った国である。
 

●カレナルゾン
 「緑の地方」と呼ばれる都市。ドルソニオン、「大樹の国」と呼ばれる大森林の入り口にあり東には「精殻」たちが最初に目覚めたところとされる湖、「クウィヴィエーネン」を臨む。正確にはアドゥラント国の一領地であるが、近くにアタランテ、「滅亡せる国」と呼ばれる伝説の大戦期の遺跡があるため、一攫千金を夢見るものたちでごった返している。善くも悪しくもにぎやかな町。物語のスタート地点でもある。 王都から派遣された「太守」によって治められている。
 

●グリンディング
 「氷の海」と呼ばれるにふさわしく、一面の氷原の中にある小国である。別名を「常冬の国」とも言う。露天掘りの鉱山からの貴金属の産出と、毛皮産業などが主な収入源となっている。その地理的条件から独立を保ってはいるが軍事的には一番の弱小国と言える。
公国であり、首都は「エホリアス」。
 

●ゴンヒアリム
 「最も深き穴」と呼ばれる場所。伝説によれば「グリンガル」と「アンファウグリア」の決戦の地だと言われている。焼けこげた土地には草も生えず、夜ともなれば幽鬼たちがさまよい歩くと言われる。「ゴンヒアリムのオバケにつれていかれるぞ」とは、子供たちに対する西方諸国での最もポピュラーな脅し文句。過去の遺物や凶悪な怪物たちの存在もあり、「アタランテ」とならび冒険者たちの腕試しの場。
 

●エルウィング
 「星しぶき」という美しい名を持つこの国は、東方との境にある交易の要でもある。なぜなら、東方の大陸イシルドゥアと西方諸国を結ぶ航路は、この国からしか延びていないからである。名前の由来は、首都「イセンガルド」から見える水平線まで続く星々の姿から。国王を筆頭に、貴族たちが構成する貴族院によって治められている国である。
 

●アランルース
 「王の怒り」の名で呼ばれる火山の国。今は活動を停止している「クルニア火山」の地熱により気候は温暖。温泉の国としても知られる。ゴンヒアリムとアタランテの中間に位置し、冒険者たちの中継地点の役割も果たす。南方系の土地柄だけあって、様々な獣たちの出現話にも事欠かない。
 

−【東方・イシルドゥア大陸】−

ネヌイアル
 東方諸国の玄関口。エルウィングからの船を迎える国である。その入り江は大きな火口湖で、海とは非常に狭い水路で結ばれている。おかげで、海からの守りは鉄壁と言える。
また、漁業面でも同じ湖内で淡水魚と海水魚が同時に、しかも豊富に捕れるという利点がある。その湖面に映る夕日の美しさは遠く西方の国々にも知れ渡っているほどで、「黄昏の湖」という意味の国名もその美しさに由来する。首都は港町「ティリオン」。
 

ノグロド
 「地の底の町」と呼ばれる鉱山都市。ネヌイアルから延びた交易路の途中にある。「碧い光を放って輝くもの」と言う意味の「ルウィニル鉱」の産地で、その生産、精製量は全世界の80パーセントを占める。このルウィニル鉱は非常に扱いが難しい代わりに硬度が高く、おまけに「精殻」の力を引き出すための「触媒」になるとあって引く手あまたである。またこの町は、民主制が引かれている唯一の町としても有名である。
 

ロスローリエン
 「花咲くローリエン」と呼ばれ、東方諸国の中心的な美しい国。原初の神である二柱の神々が降り立った地と言われ、世界中からの巡礼者が後を絶たない国でもある。世界各地に広がる全ての精殻信仰の総本山であり、その最高位にある大教皇が国を治めている。また芸術の国としても知られており、その特産品は巧みな染色技術によって彩られた「ゲルミア絨毯」である。
 

ヒスルム
 「霧の国」と呼ばれる東方の湿原地帯の国。絶対王政によって治められた国でもある。
過去何度にもわたって隣国への侵略をくり返しており、周辺国家の警戒の的。寒冷な気候と少ない農耕地のせいで生産力は低いが、よく統制された軍隊は恐怖の対象である。王都は「フェグランド」。強固な石造りの町並みは、別名「石の都」とも言われる。
 

タウア=ヌ=フィリン
 「宵闇の森」と呼ばれる北方の森林地帯。ヒスルムの北に位置し、そこに住む凶暴な獣たちが人の進入を受け付けない。伝説によれば「タウロン」という「森の主」が、死人たちを冥界に送る入り口だと言う。全くの未開の地である。
 

*このほかにも小さな都市や村が点在し、東西を結ぶ交易路を形作っています。
東方と西方の生活様式や文化程度はそれほど差があるものではありませんが、国家レベルで比較してみるとやはりそれぞれの国で特徴があるようです。
またそれぞれの国は精殻信仰の中でもそれぞれ独自の宗派を国教と定めており、その教義の違いによる争いなども過去には起こっています。


 
    ▼精殻信仰(シェル・アマース)と精殻言語(シェル・ワード)について
    ▼九柱のシェル
    ▼精殻言語の使い方
    ▼冒険者たち

■第三章 冒険の始まり

    ★キャラクターメイキング(詳細版)
  ★キャラクターメイキング(簡易版)

■第四章 キャラクター

    ▼物語に関わるキャラクター達
 
 

(文責:佐野敏也 加筆:瀬枕) 
 

 






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